株式会社HOLOS-BRAINS
Webサイトリニューアル・制作事例

～営業支援ツールとしての確立と、新規顧客の獲得～

リニューアル後、ユニークユーザ数が3.8倍、新規ユーザ数が4.4倍に

株式会社HOLOS-BRAINSは、企業研修、人材育成に関する一連のサービス（調査・企画・研修実施・定着化）を提供する企業です。

商材が無形サービスということもあり、どのようにWebサイト上でサービス紹介すべきかが分からないという背景から、リニューアル前は、Webサイトからの新規顧客獲得は全くといっていいほどできていませんでした。

今回のリニューアルでは、無形サービスだからこそ各サービスの情報を大幅に・詳細に増やし、また、HOLOS-BRAINSを知らないユーザ向けのコンテンツを新規に設置することで、新規ユーザ集客数を大幅に増加させることに成功しました。

HOLOS-BRAINS様の抱えていた問題

Webサイトから新規顧客の流入がなく、既存クライアントや親会社経由での紹介がほとんど。
Webサイトがとりあえず存在しているだけで、企業のビジネスチャネルとして
有効に機能していない。
商材が無形サービスゆえ、どのようにWebサイト上でサービス紹介すべきかが分からない。
Webサイトからのお問い合わせ、セミナー申し込みが皆無。

キノトロープが提案した事柄

ターゲットユーザの整理と、掲載すべき情報の洗い出し・拡充

一言で「研修サービス」と言っても、その「ターゲットユーザ」は以下のように様々です。

部下を育成したい・研修を主催したい人（例：人事・教育担当、管理職・マネージャー、経営層）
自分のスキルを伸ばしたい・研修を受けたい人

また、「研修サービス」の「範囲」も以下のように様々です。

研修前の調査・企画
研修の実施
研修後の定着化・効果測定・OJT支援

しかしリニューアル前のサイトでは、このような

ターゲットユーザが誰なのか（誰向けのサイトなのか）
サービス範囲はどこまでなのか、各サービス内容はどのようなものか

が明確に訴えられていませんでした（情報がない、交通整理ができていない状態）。つまり、営業支援ツールとして確立させるにあたっての土台ができていない状態であったと言えます。

そこで、このようなことを整理するために、ユーザの行動フロー（例：「人材育成、組織強化の課題が発生する」→「課題の解決方法を調べる」→「研修が最適な解決法であることを知る」→「研修サービスを行う企業を探す」など）を可視化する中で、各フローにおけるユーザのニーズ（例：「新入社員にビジネスマナーを習得させたい」「営業力を強化したい」など）を洗い出しました。そして、各ニーズに対してHOLOS-BRAINSがすべきことを洗い出し、営業プロセスを可視化しました。

これにより、必要な情報の拡充と、サイト内の導線整備（交通整理）が可能になりました。

HOLOS-BRAINSを「知らない」ユーザの集客施策

リニューアル前のサイトでは、企業名での検索による流入が大半となっていました。つまり、HOLOS-BRAINSを知らないユーザが訪れることができない状態でした。

そこで実施したことは大きく以下の2点です。

ソリューション営業コンテンツの実装（ユーザの本質的な悩み・目的に対するアドバイスページ）
「研修内容」「悩み解決アドバイス」「事例」などのサイト内コンテンツからのユーザ流入強化

「ソリューション営業コンテンツの実装」においては、例えば「上司・部下のコミュニケーション不足により、若手の即戦力化が遅れている」といった課題に対し、「根本的な原因」「解決するためのポイント」を提示した上で、HOLOS-BRAINSのサービスを紹介するようにしました。

「『研修内容』『悩み解決アドバイス』『事例』などのサイト内コンテンツからのユーザ流入強化」においては、それら1ページ1ページごとに「組織力　強化」「研修　定着化」といったテーマ（ターゲットキーワード）を決め、そのキーワードで検索時に上位表示されるよう、そのテーマごとの情報を大幅に拡充しました。

これにより、下階層ページからの集客数が大幅に増加しました。また、ユーザの「悩み」や「目的」といった、企業名「以外」のキーワード（例：「上司　部下　コミュニケーション」「ブラザー　シスター　制度」など）での検索エンジンからの流入が大幅に増加しました。（※流入ユーザが検索エンジンで入力したキーワードの種類が6.7倍に増加）